■愛子さまの同世代が開く“女王の時代”
愛子さまは高校2年生の夏にもイギリスに短期留学されているが、
「陛下と同じく、イギリスの大学院への留学もお考えかもしれません。そうなれば、エリザベス女王をはじめとする英国王室のメンバーとも親交を深めることになるでしょう」(前出・皇室担当記者)
日本では、皇位継承問題に関する議論が国会で進められることになっている。現在のところ天皇に即位できるのは“男系の男子”に限られているが、
「ヨーロッパで王室を持つ国は7カ国ありますが、イギリスのエリザベス女王やデンマークのマルグレーテ女王に続き、今後は愛子さまの同世代の王女方が次々に即位されていく『女王の時代』を迎えようとしています」(多賀さん)
日本でも、世論調査では女性天皇への賛成派が約8割。愛子さまに期待する声は日に日に大きくなっている。著書に『王室外交物語』(光文社)などがある関東学院大学教授の君塚直隆さんはこう語る。
「日本では女性に皇位継承権がないため、愛子さまが即位されるということに現実味を感じない国民もいるかもしれません。しかし、イギリスでは女性にも王位継承権がありますし、エリザベス女王以外にも、たとえば女王の長女であるアン王女は350以上の団体のパトロンを務めるなど、たいへん活躍しています。すでに世界では男女という性別にかかわらず、国王や王族が国民のために何をするのか、それこそが王室にとっていちばん大事なことになっているのです」
エリザベス女王は「人類の厳しい進化の中に、優しさと気遣いを注いできたのは女性たちです」と、女性たちを勇気づける発言も残している。“女王の教え”を胸に、愛子さまは道なき道を歩み続けるーー。
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