■480キロを丸一日かけて異例の車移動
さらに、前出の記者は秋篠宮家の“情報公開”についても疑問を呈する。
「悠仁さまは提携校進学という制度で進学されたわけですが、お茶の水女子大学附属中学校から同じ制度で進学した生徒の数すら『個人情報』を理由に宮内庁も学校側も公表しないのです。コロナ禍でただでさえお出ましが激減しているのに、悠仁さまについては本当に最低限の情報しか公表されません。このままでは“将来の天皇”となるであろう悠仁さまに、国民が“親しみ”や“敬愛”を抱くことが難しくなります」
秋篠宮ご夫妻は4月20~23日に、3泊4日で三重、奈良、京都の3府県を訪問される。「立皇嗣の礼」の終了を報告するため、伊勢神宮などを参拝される。警察庁関係者がため息をつく。
「お車でのこれほどの長距離移動は前例がありません。これまでも警戒方針がコロコロ変わってきましたし、今後の状況次第でさらに変わる可能性があります。現場はみんな振り回されているのです……」
波紋を呼んでいるのはその移動手段。なんとご夫妻は、東京~伊勢間の道のり約480キロを、丸一日かけて自動車で移動するのだ。
「今回、沿道警戒を行うことになるのは三重県内のみの方向で検討しています。沿道警戒とは、通行する道の所轄警察署から、20~30人が出動して、通行前に不審物や不審な人物がいないか警戒に当たることです。三重県まで移動する車列の構成は、先行パトカー、先導車、対象車、後衛車、随従車、遊撃車、後押さえパトカーとなるはずです。人員は20人以上が関わることになるでしょう。警備は厳重ですが、移動時間が長いと不測の事態が起こる可能性も高まります」(前出・警察庁関係者)
なぜ警察を困惑させてまで自動車での移動にこだわるのか。
「秋篠宮さまは『電車移動では駅に多くの人が集まり、感染リスクが高まる』とおっしゃいます。ただ、秋篠宮ご夫妻を一目見ようと集まる人がそれほど大勢いるのかという疑問もあります。眞子さんと小室さんの結婚問題に始まり、ここのところ秋篠宮家にはネガティブな話題が重なっています。国民からの支持が急落していると言っていいでしょう。むしろ秋篠宮ご夫妻は、駅頭などでの“国民との接触”を避けるために電車移動を選ばれなかったのではないかとさえ考えてしまいます」(前出・皇室担当記者)
上皇ご夫妻は“国民に寄り添う”ことを大切にされ、平成の間に47都道府県すべてを各2回以上訪問された。天皇陛下はさらに国民との距離を近づけようと“国民の中に入っていく皇室”を目指されている。
秋篠宮家はどこに向かおうとしているのか――。