■NYでの支援には“監視する”という意味合いも
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、この会見が皇嗣である秋篠宮さまの権威を損ねかねない結果になってしまったとも指摘する。
「会見で秋篠宮さまは“皇室についての正確な情報がタイムリーに出されていくことが必要”といった内容もお話しされています。小室夫妻のアメリカでの生活については、“経済基盤はどうなっているのか”“総領事館からどれほどの特別待遇を受けているのか”など、疑問を抱いている国民もいます。
情報の正確性を力説されながら、そのいっぽうで眞子さんの近況をいっさい語られないのであれば、“都合のいい情報は出すが、都合の悪い情報は出さないのか”とも受け止められてしまいます。
眞子さんに“釘をさされた”からといって、そのとおりにされてしまうのは、いかがなものでしょうか。臆測を防ぐためにも、皇嗣家の当主として、毅然と語られるべきだったと思います」
小室夫妻が渡米する前から、総領事館は受入れ態勢を整えており、秋篠宮さまと旧知の仲である森美樹夫総領事が着任して以降は、サポートはさらに手厚くなっているという。
NY在住の旧財閥系日本企業の関係者はこう明かす。
「クリスマス休暇の時期に、小室夫妻がブラジルへ“新婚旅行”に行くそうです。現時点(12月初旬)では、ホテルや航空券なども予約されたままと聞いています」
だがこうした海外旅行計画も、現地総領事館の間で夫妻の安全のために連絡を取り合うなど、サポートを前提としてのものだという。
それにしても小室夫妻は秋篠宮さまのご不興を買うことにより、一連の“裏支援”が停止されてしまうことを憂慮してはいないのだろうか。
外務省担当記者は次のように語る。
「外務省本省としては、国民の反発を振り切って渡米した小室夫妻へのフォローについては消極的ですが、“未来の天皇のお姉さまに万が一のことがあったら責任をとれない”という認識です。
また現地総領事館のサポートには、“元皇族の安全を守る”という理由のほかに、英国のヘンリー王子夫妻のようなメディアへの暴露を未然に防ぐ、いわば“監視する”という意味合いもあるのです。
秋篠宮さまが小室夫妻に憤りを感じていらしたとしても、その2つの理由により、支援が打ち切られることはありえません。小室夫妻も、そうした事情がわかっているからこそ、自由にふるまっているのだと思います」
秋篠宮さまは、長女から高飛車要請を受けたとしても白旗を上げざるをえないというのだ。
秋篠宮さまの思いをよそに、小室さんと眞子さんは、ブラジルへの新婚旅行の準備を楽しげに進めているという。