■海外メディアが再び眞子さんの結婚騒動に注目か
チャールズ3世の戴冠式には、秋篠宮さまは“次の天皇”として出席されることになる。
「戴冠式のような一大イベントで欧州王室の方々と交流される機会は、皇嗣となられるまでご夫妻にはほとんどありませんでした。紀子さまがお喜びになるのは無理もないことだと思います」(前出・皇室担当記者)
やっと秋篠宮家が世界の王族に列することに――。秋篠宮家の苦難の日々に耐えてきた紀子さまだからこそ、長い冬が終わるような心地なのかもしれない。とはいえ、英王室からの正式な招待状は、まだ届いていないという。前出の宮内庁関係者は、
「招待状には、招待された方のお名前が書かれているほか、ウェストミンスター寺院までの移動手段、随員数、ドレスコードなどがきめ細かく記載され、冊子の形で在英日本大使館と外務省を経由して宮内庁に届きますが、紀子さまは待ちわびておられるそうです。
チャールズ3世は戴冠式の簡素化を打ち出し、式典の時間や出席者を大幅に縮小することを発表しています。いずれにしても準備はこれから進むことになります」
有頂天の紀子さまをよそに、当惑する声も聞こえてくる。
「天皇は葬儀に参列しないという慣例があったにもかかわらず、エリザベス2世の国葬には、天皇皇后両陛下が参列されました。陛下の即位礼には欧州の国王夫妻が参列されていたこともありましたし、てっきり両陛下が参列されるものだと思っていました。
近年の皇室は前例にとらわれなくなっていますし、再検討の余地はないものでしょうか……」(両陛下の知人)
宮内庁内からも、同様に首をかしげる声が上がっていた。
「欧州の王室では、第1子が王位を継承する長子優先が定着しています。男系男子による皇位継承に政府・与党が固執している日本の現状が、秋篠宮さまのご出席によって対外的にネガティブなイメージとして広がってしまう恐れがあるのです。
一部で『愛子さまが出席されるほうがよいのでは』という声が上がっています。ベルギーやオランダ、スペインの王位継承者は愛子さまの同世代の王女方で、もし愛子さまが“皇室の代表”として出席したとすれば、国際社会が皇室の未来に向けて抱くイメージも大きく変わるでしょう」(前出・宮内庁関係者)
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんも、海外メディアの反応をこう懸念している。
「眞子さんの結婚を巡る問題は、海外メディアでも報じられていました。しかも、英国ではチャールズ3世の次男・ヘンリー王子の自叙伝『スペア』による暴露が大変な物議を醸しているため、再び秋篠宮家の周囲で起きた騒動をスキャンダラスに取り上げられることは十分に考えられます」
紀子さまが待ち望まれる“春の晴れ舞台”は、果たして思い描いたとおりに実現するのか――。