愛子さまがニンジンを与えられていた馬も復活した馬車列に加わったという(写真提供:宮内庁) 画像を見る

新任の外国大使を皇居まで送迎する馬車列が、3月8日に約3年ぶりに復活した。馬車列は、外国の大使が皇居・宮殿で本国からの信任状を天皇陛下に手渡す「信任状捧呈式」に出席する際、宮内庁が送迎するために運行しているもの。この日は捧呈式に臨むフィジーとパキスタンの大使が東京駅から、美しく装飾された馬車に乗り込み皇居へと向かった。

 

「コロナ禍では馬車列の運行が見合されていて、自動車での送迎でしたが、先月から復活に向けてリハーサルが行われていました。8日は馬車列を見るために、多くの人が立ち止まり、スマートフォンで撮影していました。

 

馬車列の馬は、ふだんは宮内庁の車馬課などが中心となって、皇居内にある厩舎などで管理されています。皇居内の厩舎には、乗用馬や馬車を引くための馬が30頭ほどいて、普段から訓練を積んでいます」(皇室ジャーナリスト)

 

皇居内の厩舎では、愛子さまが馬たちとふれ合われることもあるという。

 

「昨年、愛子さまのお誕生日に際して宮内庁が公開した写真や動画には、皇居内の厩舎で、慣れたご様子でニンジンをあげておられ、話題となりました。ポンポンと自然に馬たちの頭を撫でていましたが、愛子さまは幼いころから皇居の厩舎や、御料牧場で馬とふれ合われています。

 

雅子さまとご一緒に乗馬をされていましたので、愛子さまは乗馬もお得意です。2021年5月にオマーン国王から両陛下に贈られたアラブ種のアハージージュ号の子・豊歓(とよよし)号が皇居から御料牧場に移される時には、お別れをしたいと愛子さまが厩舎を訪ねられていました。愛子さまは動物全般がお好きですが、普段から慣れ親しんだ馬たちには、特に思い入れが深いのでしょう。

 

ちなみに、お誕生日に際して撮影された写真に登場した馬の1頭も、今回の馬車列に加わり馬車を引いています」(宮内庁関係者)

 

愛子さまも親しまれた馬たちが引く馬車は、乗車する大使たちもこぞって乗りたがるのだという。

 

「馬車そのものも、製造から100年以上たっていますが、丁寧に手入れし維持されています。もともと捧呈式への送迎は、自動車か馬車か選べることになっていますが、ほとんどの新任大使は馬車での送迎を希望しています。

 

というのも、新任大使の送迎に馬車を使用している国は、日本以外では英国やスペインなど数カ国しかなく、着任した大使たちは一様に感動して馬車を選ぶのだとか。日本の文化や歴史を国際社会に広めていくという点からいっても、皇室が担われる国際親善の一場面で非常に大きな効果をあげているのです」(前出・宮内庁関係者)

 

愛子さまの願いを乗せて、これからも馬車は日本と国際社会の懸け橋のひとつとして走り続ける。

出典元:

WEB女性自身

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