「秋篠宮さまと悠仁さまは、7月29日から30日まで『全国高等学校総合文化祭』に臨席されるため、鹿児島県を訪問されました。
紀子さまは新型コロナに感染されたためお取りやめに。秋篠宮さまと悠仁さまがお二人で公的活動に臨まれたのは初めてのことです」
そう語るのは皇室担当記者。高校時代の夏休み期間の地方ご公務への同行は、姉の眞子さん、佳子さまも経験している。いわば“秋篠宮家の慣例イベント”なのだが、ある宮内庁関係者は危惧の念を抱いているという。
「皇位継承順位第2位の悠仁さまとお姉さま方はお立場が異なります。それにもかかわらず同程度しか公的行事を経験されていないのはいかがなものでしょうか。
30日には鹿児島市内の一流ホテルで市長らとの昼食会があり、悠仁さまも出席されたと伺っています。悠仁さまが社会的立場のある人々と接することも、秋篠宮さまは帝王教育の一環であるとお考えなのでしょう。しかし悠仁さまが“ふつうの国民たち”と接する機会を増やすほうが、悠仁さまのご将来にとって大切だという意見は宮内庁内でも少なくありません。
信頼関係を築くためには、国民の実情を知ること、そして国民にお姿を見せることが必要だと思います。そういう意味では、今回の総合文化祭での同世代の高校生たちと交流する機会は貴重でしょう。ただ、秋篠宮ご夫妻は、悠仁さまが国民の前に出られることに、あまり積極的でないようにお見受けするのです」
確かに悠仁さまの日常や学校生活に関する情報は、これまでも断片的にしか伝えられていない。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんも次のように語る。
「一般国民の日常の現状を知ることもなく、その生活水準からかけ離れた特別な待遇のなかで生活し、それが当然だと思うようになってしまっては、国民の心が皇室から離れてしまいます。
しかし最近の皇嗣家は、秋篠宮邸の改修工事に莫大な金額を費やすばかりではなく、旧御仮寓所で佳子さまが別居生活を送られるなど、特別待遇を享受されていることが浮き彫りになってしまっています。“特別待遇を受けて当然”とも見えるご姿勢は、悠仁さまの帝王教育にも悪影響を及ぼしてしまいかねません」