■眞子さんが残した“荷物”に関して宮内庁を取材
実は眞子さんの“私物の行方”も注目され続けているという。皇室担当記者はこう語る。
「2年前、小室圭さんと結婚後に眞子さんは数日間、荷物の整理のために赤坂御用地を訪れています。しかし、かかわった公務に関する資料、ローブデコルテなどの公的な衣服から、趣味で集めた漫画、愛用していた私服など、荷物は段ボールで数十箱分もあったそうで、眞子さんがアメリカに持っていったのは、ごく一部にすぎませんでした」
眞子さんがニューヨークで生活している部屋は約40平米。確かに置き場はないだろう。
「そうした膨大な荷物の一部が赤坂東邸にも放置されていると、ささやかれているのです」(前出・皇室担当記者)
その点について本誌が宮内庁総務課報道室に取材すると、このような回答が寄せられた。
《「小室眞子さんの所持品が、赤坂東邸または同事務棟(室)に置かれていた(いる)」という事実はありません》
では、眞子さんの私物はどこで保管されているのか? 前出の宮内庁関係者も首をかしげる。
「すると現在は旧御仮寓所や、秋篠宮家が管轄している倉庫などに保管されているということなのでしょうか。持ち主である眞子さんが日本にいない以上、誰も荷物を処分することはできません。
この問題は、秋篠宮邸関連工事長期化の原因となった、もう1つの“計画変更”、佳子さまが旧御仮寓所で一人暮らしをされることになったことにも密接に関係しています。
旧御仮寓所は秋篠宮邸改修工事の終了後には、職員の事務棟や収蔵庫として使用されると発表されていました。しかし佳子さまの私室スペースが残ったことで、職員たちのスペースを新たに用意しなければならなくなったのです」
また旧御仮寓所にも放置されたままと思われる眞子さんの荷物も“秋篠宮家のスペース不足問題”に拍車をかけていることは間違いない。
「現在建設中の事務棟や倉庫棟の用途について宮内庁は“50名体制と大幅に増員となった皇嗣職職員のうち、秋篠宮邸と分室に入りきらない職員の事務スペース”“秋篠宮家付及び皇嗣職に関連する書類をまとめて収容するスペース”などとメディアに説明しています」(前出・皇室担当記者)
眞子さんが残した私物のうち、公務に関する資料は“秋篠宮家付及び皇嗣職に関連する書類”として、いずれは新しい倉庫棟にも収容することになるのか。
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。
「秋篠宮邸の整備に関する支出は、現在の国民の生活水準とはかけ離れています。もちろんご活動のための予算は必要ですが、工事費用などを削減するための具体的な努力が伝わってこず、また工事計画にも長期的な視野が欠けていることに、国民が不信感を募らせているのです」
9月28日、『週刊新潮』が小室夫妻のニューヨークでの生活ぶりを報じた。カップケーキをシェアして食べるなど、実に幸せそうな姿だったが、眞子さんは自分が放置してきた古着や漫画などの荷物が、関係者に“大迷惑”をかけていることを知っているのだろうか。