■ご夫妻と学習院の“確執”が引き金に
秋篠宮ご夫妻の学習院への反発は、眞子さんの大学進学と悠仁さまの幼稚園ご入園を機に、一気に膨らんでいったという。
「かねて秋篠宮さまと紀子さまは、学習院を好ましく思っていらっしゃらなかったのです。秋篠宮さまは大学進学にあたってほかの大学を志望されていましたが、上皇さまに反対され、やむなく学習院大に進まれています。
学校のカリキュラムよりも同好会での研究に打ち込まれておりましたが、“自分がやりたかったことが学習院ではできない”というお気持ちがあったからだと拝察しています」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまも一時期を除き初等科から大学院まで学習院で学び、父の川嶋辰彦さんは学習院大の教員として長年教壇に立っていた。
「眞子さんと佳子さまが学習院女子中等科や高等科で学ばれていたころは、愛子さまのご進学を控えていた時期でした。職員の中には、眞子さんと佳子さまへの対応は“愛子さまご入学への予行演習”と言う者さえいたのです。
“娘たちは愛子さまご入学のリハーサルなのか”と、紀子さまが憤りを抱かれたことは多々あったそうです。こうしたことが積み重なり、紀子さまと学習院との溝は修復不可能なまでに深くなったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
秋篠宮ご夫妻の“学習院離れ”というご姿勢に対して、近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。
「学習院にこだわらないという選択は、皇室の伝統に変化を及ぼすという側面もあったといえます。しかし、眞子さんと佳子さまが学習院を離れてICUに進学したことの意味がどこにあったのか、あらためて顧みる必要があるのではないでしょうか。
まして悠仁さまの大学進学先として、東京大学や筑波大学という難関校が囁かれています。お好きな分野の研究に取り組まれるのなら、必ずしもその場所が難関校である必要はありません。こうした説明がなされないまま悠仁さまのご進学の手続きが進めば、ご夫妻が“学歴重視”という偏見を持っているというイメージを広めてしまいかねません」