雅子さま “直前の欠席”がゼロに!目覚ましいご回復ぶりで前例なき「お誕生日会見」の可能性も
画像を見る 20年前の12月、帯状疱疹と診断された後、宮内庁病院にご入院された雅子さま

 

■直前の欠席はゼロ!宮中で新たな試みも

 

皇室担当記者はこう話す。

 

「たとえば、5月の第50回戦没・殉職船員追悼式や、7月の第79回日本芸術院授賞式などは、当初“陛下単独”でのお出ましと発表されていましたが、雅子さまも一緒に出席されることが直前に発表されています。

 

もとより陛下のご臨席を仰ぐ式典や行事などでは、国内最高レベルの警備体制が敷かれており、お席やご動線もそれに則して準備されています。直前で両陛下のご出席となっても、大幅に変更する必要はなく、警備も受け入れ団体側も対応しやすいので、混乱は生じないのです。

 

雅子さまは、ご出発の時間ギリギリまで、懸命に体調を整えられていたと聞いています。陛下もそうした状況を雅子さまのお側で見守られながら、ご同行できる場合に備えていらっしゃいます。雅子さまが療養されるなかで、お二人でノウハウを重ねられ、お務めを果たせるように向き合われてこられたのです」

 

長期ご療養で苦しい日々を過ごされる雅子さまに対して、時として宮内庁内からも批判され、国民からも厳しい声が上がるなかでも、陛下は寄り添い続けられてきた。ご即位後もそうした姿勢を変えることはなく、お務めを果たすなかでさらに磨き上げてこられたのだ。 前出の宮内庁関係者は、

 

「皇后のお務めとされているご養蚕も、ご都合が合えば陛下と愛子さまがご一緒に立ち会い、作業を手伝われることがたびたびあります。こうしたなさりようは、雅子さまをご一家で支えられる形の表れともいえます。

 

新しい試みといえば、11月17日に来日したキルギスの大統領夫妻の昼食会で手まりずしなどの和食が前菜として供されましたが、このアイデアは両陛下のご発案だったと聞いております。

 

明治時代以来、海外からの賓客をおもてなしする食事は一貫してフレンチでしたが、現代では和食は世界中に広まり親しまれています。宮中の慣例からいえば画期的な“改革”だといえるでしょう。国際的な感覚が洗練されている両陛下らしいお心遣いが形になっていると感じました」

 

長いご病気との闘いの末、皇后としてのお務めに臨むことにご自信を深められている雅子さま。12月9日、還暦を迎えられるが、お誕生日にあたって、記者会見の開催を期待する声もあるという。

 

「慣例では、皇后さまのお誕生日に伴う記者会見はなく、文書で“ご感想”が発表されます。雅子さまはご療養に入られる以前は、外国ご訪問を控えたタイミングなどで記者会見に臨まれておりましたが、以降はメディアを通じて国民に直接お話しされる機会はほとんどありませんでした。

 

じつは、お誕生日に際して記者会見の場を設けていただきたいという要望もあるそうです。前例はありませんが、雅子さまも、還暦を迎える記念すべきお誕生日に“国民に直接話す機会があれば”とご検討中だと聞きます。

 

雅子さまは会見の場で、広く国民に対してお気持ちを、そして陛下に対して積年の感謝を伝えたいとお考えになっているのだと思います」(前出・宮内庁関係者)

 

涙に満ちた20年の闘いに区切りをつける、澄み切った青空のような「全快宣言」。それは、陛下への感謝に満ちあふれ、国民にとっても喜ばしいものになるはずだ。

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