■“お誕生日文書”に意味深な一節が
悠仁さまが18歳の成年を迎えられた9月6日、皇嗣職はご近況などを記した文書を公表。ただこの文書には “別紙”として、『悠仁親王殿下の成年式の時期について』という3月に出した文書が添えられていた。そしてこの“別紙”が波紋を広げる一因になったと、宮内庁関係者は明かす。
「学業に専念されるため、成年式の時期を高校ご卒業後に行うことを記した内容なのですが、ここには《高校ご卒業後、大学入学がお決まりになることも、なっていないこともあり得ますし、大学での行事もご入学になるまでわからない》とあるのです。
文面どおり捉えれば、海外の大学への進学か、受験浪人かのいずれかの可能性が示されているのです。しかし秋篠宮さまがそうだったように、悠仁さまには国内の大学で基礎や語学を学ばれた後に留学することを、ご夫妻は望まれているようにお見受けします。
すると“お決まりになっていないこと”は、悠仁さまが浪人されている状況を示唆することになります。皇嗣職が3月の文書を繰り返し出して以降、宮内庁内には“悠仁さまは一般入試を受験し、不合格ならば浪人することも辞さない覚悟があるのでは”という声も聞こえるようになったのです」
これまでも秋篠宮ご夫妻は、人生の選択肢に直面されたお子さま方に対して、前例にとらわれない方向性を打ち出されてきた。
「結婚に伴う儀式や一時金を辞退した眞子さんのケースもそうですが、そもそも伝統的に皇族が通われてきた学習院初等科に、“将来の天皇”である悠仁さまをご入学させなかった時点で、秋篠宮ご夫妻は皇室の常識を覆す選択をなされています。もちろん秋篠宮ご夫妻は、はじめから浪人ありきで悠仁さまの大学受験をお考えになっているということはないのでしょうが……」(前出・宮内庁関係者)
2014年には秋篠宮さまが、49歳のお誕生日に先立って臨まれた記者会見で、佳子さまが一年ほど通われた学習院大学を中退後に国際基督教大学へ進まれることについて問われて、
《何を自分がこれからしてみたいか、大学に進学せずに考える1年であってもいいのではないかということを言えば良かった》
と、父として娘に浪人する選択を勧められなかった後悔を述べられていたのだ。