■2度にわたって単体の「姉」と述べられ…表現からにじむ眞子さんとの“距離”
いっぽう、悠仁さまが「姉たち」とお話になったのは、この1回のみ。1問目の質問では公的な活動について、「両親や姉からも、実際に行事に出席した方や、訪問先でお会いした方々のお話を聞き」とお答えに。また3問目でも留学について、「以前に父や姉も留学をしていたことがありましたし」と述べられ、2度にわたって「姉」と表現されたのだった。
悠仁さまは「姉」について具体的なお名前を挙げられなかったが、前出の皇室ジャーナリストは「そこには皇室を離れた眞子さんの存在が感じられず、佳子さまのみとされたかったのではないか」と推察し、こう続ける。
「悠仁さまがお使いになった『姉』という表現に、“お姉さまは2人”であることを印象づけたくないとのお気持ちがあるように感じました。現在の悠仁さまにとって“姉は佳子さまだけ”で、眞子さんについてはお話になりたくないといったお心があったのではないでしょうか。というのも、眞子さんは小室圭さんとの結婚をめぐって、国民から大きな批判を集めました。
皇室を離れるにあたっての一時金の受け取りを辞退し、結婚に関する一連の儀式も見送られました。いっぽう悠仁さまは皇位継承順位第2位で、“将来の天皇”として注目されています。秋篠宮さまが眞子さんと圭さんの結婚について『皇室としては類例を見ない』と表現されたように、異例なかたちで皇籍を離脱した眞子さんとは“距離を置かざるを得ない”と思われているのかもしれません」
小室圭さんの母・佳代さんの著書が会見のひとつきほど前に発売された。その発売日2月6日は、奇しくも眞子さんが18年に小室圭さんとの結婚延期の「お気持ち」をつづった文書を公表された日と同じ日だった。佳代さんが著書を発売したことは多くのメディアでも取り上げられ、悠仁さまも驚かれたことだろう。
「秋篠宮家では眞子さんの結婚のほかにも、職員が定着しなかったことや秋篠宮邸の改修工事に莫大な費用がかかったこと、さらに佳子さまが改修工事を終えた秋篠宮邸に引っ越さず、隣の旧御仮寓所にひとり残って暮らされていることなど、波紋を呼ぶ報道が相次いでいました。悠仁さまも皇室に関する報道はある程度ご存知だと思われますので、秋篠宮家についてのネガティブな記事を目にされていた可能性は高いでしょう。18歳ともなれば、これらの内容にご自身なりに思うところがあるのかもしれません。会見で披露されたご家族とのエピソードが薄かったのは、“家族みんなの気持ちが通じ合っている”と、誠実なお心でお話しになることができない状況にあるからではないかと感じました」(前出・皇室ジャーナリスト)
愛子さまの成年に際しての会見では、両親である天皇皇后両陛下への感謝の気持ちが随所に散りばめられていたが、悠仁さまはご家族にどのような“本音”を抱かれているだろうか。
