「トマトが虫にかじられてしまうことや、お米がスズメに食べられてしまうこともありますが、野菜やお米を収穫でき、それをおいしく家族で食べることができたときはうれしく感じます」
昨年9月に成年となる18歳のお誕生日を迎えられた秋篠宮家の長男・悠仁さまは、3月3日に初めて記者会見に臨まれた。ご自身の趣味について「以前から行っている野菜栽培や米づくりです」とお話しになり、ご家族で収穫物を召し上がられる喜びを語られた。
約30分に及ぶ会見で、原稿などに目を落とすことなくお話しになった悠仁さま。初めての会見とは思えない落ち着かれた対応に、ネットやSNSでは賞賛する声が広がっていた。しかし、“気がかりなお答え”もあったようで――。
5問目の質問は、「ご両親、姉の小室眞子さん、佳子さまはそれぞれどのような性格で、悠仁さまにとってどのような存在でしょうか。成年にあたって、ご家族からかけられた言葉やふだん話されている会話についてもご紹介ください」との内容だった。
悠仁さまは「まず家族の存在についてですが、家族は一人一人が、大切な存在であると考えています」とお話しになったうえで、「家族の性格についてですが、性格を一言で表すのは難しいので、幾つかエピソードをご紹介しようと思います」とご回答。秋篠宮さまと紀子さまのエピソードをそれぞれお話しになったが、眞子さんと佳子さまについてはこう述べられたのだった。
「姉たちは年が離れていますので、両親が国内や海外に出掛けているときに一緒に遊んでくれたり、本を読んでくれたりして、世話をしてくれることがありました。御料牧場に家族で行った時には、イチゴを収穫して一緒にパフェを作ったことも忘れられない思い出です」
眞子さんと佳子さまのエピソードを、「姉たち」とひとくくりにしてお話しになった悠仁さま。会見のテレビ撮影は質問の3問目までだったため、ご表情などは見ることができなかったが、「ご家族とのエピソードについては他に比べて内容が薄く、淡々とした印象だった」と語るのはある皇室ジャーナリスト。
「悠仁さまは18歳とは思えないほど、初の単独会見をしっかりと成し遂げられました。しかしご家族とのエピソードでは、もう少しご家族の人柄や関係性が伝わってくるような具体的なお話があった方がよかったように思います。
眞子さんと佳子さまについても、質問に沿ってお一人づつ個別にお答えになってもよかったのではないでしょうか。しかし『姉たち』とひとくくりで語られていたことから、もしかするとお姉さまたちについて、それぞれ語りにくい“心の距離”があったのかもしれません。
悠仁さまが語られた眞子さんと佳子さまとのお世話してもらったというエピソードも、すでに繰り返しメディアで報じられたことのある内容でした。御料牧場でのイチゴのパフェについては知られていませんが、国民から“もう少し心のつながりが感じられるお話を聞きたい”と思われても仕方がないでしょう」