■宮内庁が憂慮するご家族のさらなる関係悪化
だが“後継レース”に新展開があったという。三笠宮家と交流のある人物は次のように語る。
「12月に、瑶子さまの私的なお写真がSNSに投稿されていたことが立て続けに報じられました。
昨年8月に瑶子さまは、アメリカへ私的に旅行し、自動車イベントも視察されています。 イベントに協賛していた中国系アメリカ人の実業家が、その際の瑶子さまのお写真をSNSにアップしたのですが、それは何台も並んだフェラーリを背景に、Tシャツ、サングラス姿の瑶子さまがポーズをとられているものでした。そのご様子もさることながら、宮内庁内で問題とされたのは、Tシャツに企業ロゴがあしらわれていたことでした」
常に公平性に配慮しなければならない皇族としてふさわしくないのでは、という意見が宮内庁内には多かったという。
「イベントにはチャリティの側面があったとはいえ、“広告塔”ともみなされかねず、瑶子さまは宮内庁から厳しく注意を受けられたと聞いています。
また彬子さまも報道後、『皇族としての自覚が足りない』と激しく怒り、瑶子さまにお叱りの言葉を伝えられたそうです。
宮様スキー大会には、“瑶子女王杯”もありますが、瑶子さまが現地に赴かれなかったのは、“後継者争いから脱落してしまった”という痛恨の思いを抱かれていたからなのかもしれません」
2月22日に、百合子さまの「墓所百日祭の儀」も執り行われ、いよいよ宮内庁とお三方との話し合いが始まるというが、宮内庁関係者はこう嘆息する。
「宮内庁としては、2~3カ月をめどに結論を出す方向です。ただ、お三方の関係修復は不可能と見なされており、拙速に三笠宮家の宮号をどなたが冠することになるのかを決めてしまうことで、関係をさらに悪化させることを憂慮しています。
“落としどころ”としては、皇室経済会議を開き、特に当主は決めず、お三方それぞれが独立した世帯主として家をかまえるという形になるのではないでしょうか」
三笠宮家に穏やかな春が訪れる日は遠そうだ。
