年の瀬も迫り、今年も残りわずか。2025年、愛子さまは社会人2年目ながらご公務にも数多く臨まれ、活動の幅を広げられていた。“初めて”に着目し、飛躍を遂げられた愛子さまの1年間を一挙に振り返ろう。
2月、佳子さまとご一緒に、初めて千葉県の新浜鴨場での外交団接遇に臨まれた。
「招かれた各国大使らと『良いお天気ですね』などと英語で会話したのち、お二人で仲よく放鳥されました。12月には、愛子さまお一人で再び“鴨場接遇”に臨まれましたが、放ったカモがなかなか飛び立たないというハプニングが……。招待者からは『愛子さまが好きだから、そばにいたいのです』と声が上がるなど、ほほえましい光景が見られました」(皇室担当記者)
国際親善といえば、宮中晩さん会にも初めて出席された。3月に国賓として来日したブラジルのルーラ大統領ご夫妻をお招きした晩さん会だ。
「愛子さまは賓客に『オブリガータ(ありがとう)』とポルトガル語で挨拶されていましたが、晩さん会に先立ち、ポルトガル語の練習を重ねられていたと聞きます。ほかにも、関係資料に目を通し、両陛下から宮中晩さん会での所作やふさわしい話題などについて助言をいただくなど、丹念に準備されていたそうです」(前出・皇室担当記者)
ご公務に対する丁寧な準備を欠かさない一方で、愛子さまのとっさの対応力にも目を見張るものがあったと前出の皇室担当記者は続ける。
「5月に石川県を訪問され、能登半島地震で被災した七尾市と志賀町の復興状況を視察されました。金沢大学の学生ボランティアとのご交流、志賀町の道の駅に設けられた仮設店舗の店主らとの懇談、そのいずれでも愛子さまは、率直で等身大のお話しぶりが人々の好感を広げていました。
9月の新潟県ご訪問時には、小千谷市のご視察先に集まっていた子供たちへお声がけをされましたが、これは愛子さまの現場でのご発案で、当初の予定にはなかったことでした。この同月に「第50回愛馬の日」の行事でJRA馬事公苑にお出かけになった際には、歯ぎしりが止まらない馬に『緊張の歯ぎしりですか?』と、馬への知識が光るとっさのお声がけをなさり、関係者が驚く一幕もありました。しっかりと準備をされているからこそ、臨機応変なご対応もできるのでしょう」
そして、11月17~22日のラオス公式訪問では、愛子さまのご勤勉さが大きく実を結んだ。
「ラオスの国家副主席が主催する晩さん会で17分間に及ぶお言葉を述べられました。事前にラオス語のレッスンを受け、両陛下にも内容を相談しながら、当日の朝まで何度も推敲を重ねられたといいます。
愛子さまはお言葉を述べながら原稿が長すぎたと感じられたのか、途中から読み上げるスピードを速めていました。それにしても、現地の言葉や国花などを取り入れるなど、ラオスの人々への敬意やお心遣いが光るすばらしいお言葉でした。
一連のご訪問日程中は、早朝の出発となった高速鉄道の移動中などでもほとんど休まれずに、マーカーを引きながら資料を読み込み、逐一訪問先の情報などを確認されていたそうです」(前出・皇室担当記者)
2025年は戦後80年の節目を迎えた一年だった。「次の世代に戦争の記録と記憶を受け継いでいく」という天皇陛下や雅子さまのご意向にも共感され、沖縄県や長崎県への“慰霊の旅”にも同行された愛子さま。平和を希求する思いを新たにされ、皇族としての務めに臨むご決意もいっそう強められた1年だったことだろう。“初めてづくし”の試練も乗り越えてきた2025年のご経験を糧に、愛子さまは2026年もご活躍の場を広げられていくに違いない。
画像ページ >【写真あり】「初めて見ました」激レアな”黒縁メガネ”姿の愛子さま(他1枚)
