衆参両院は6月10日、皇族数確保に関する全体会議で「立法府の総意」を取りまとめた。取りまとめでは、政府の有識者会議が示した(1)女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案、(2)旧宮家の男系男子を養子縁組で皇族とする案について「いずれも了」とし、法制化を求めている。
同日中に報告を受けた高市早苗首相は、「早急に法律案の策定に取りかかり、できるだけ速やかに骨子案について衆参両院の正副議長にお示しできるように取り組ませていただきます」とコメント。政府は月内にも皇室典範改正案を提出し、今国会での成立を目指すという。
しかしながら、この「総意」には不明瞭な点も指摘されている。
「ひとつ目の案では、“女性皇族の夫と子が皇族の身分を持つかどうか”についての議論は結論が出ていません。配偶者や子に皇族の身分を付与することに根強い反対論があり、与野党で折り合いがつきませんでした。
そして養子縁組案では、“養子は皇位継承資格を持たない”とされていますが、森英介衆院議長は8日の記者会見で『養子となった旧11宮家の男子は皇位継承権を持たないが、男の子が生まれれば、その子は皇位継承権を持つことになる』と明言。一部野党の批判を受けて森氏は陳謝しましたが、『総意』ではこの点は明確になっていません。
また、女性・女系天皇については十分に議論されておらず、与党側の男系男子による皇位継承へのこだわりが透けて見えます」(皇室担当記者)
そんな類例のない事態に皇室が揺れるなか、皇嗣である秋篠宮さまに見られた“異変”が波紋を呼んでいて――。
秋篠宮ご夫妻は5月31日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県羽咋市をご訪問。国の特別天然記念物・トキの放鳥式に出席し、勢いよく大空へ飛び立った8羽のトキを見守られた。
ご夫妻は’08年にも新潟・佐渡島で行われた放鳥式に出席し、トキの保護に関心を寄せられてきた。また、秋篠宮さまは皇嗣のご公務を通じて能登半島の復興を支援し、鳥類の研究者でもあるのだが……。
前出の皇室担当記者は言う。
「秋篠宮さまは記念式典などに臨まれていた時間のほとんどを、まるで能面のように無表情で過ごしていらしたのです。以前に石川県を訪問された際には、明るいご表情をされていたのですが……。
放鳥のテープカット時も眉間にしわを寄せ、厳めしいご表情をされていたのが印象的でした。テープにはさみを入れる際には、紀子さまが二度ほど秋篠宮さまの方を向いて話しかけられていましたが、秋篠宮さまはほぼ無反応といったご様子でした。
また、地元関係者らとの交流では妙に近すぎる場面があったなど、秋篠宮さまの相手との距離感の取られ方に違和感を抱いたという記者もいました」
だがそのいっぽうで、紀子さまは秋篠宮さまとは対照的だったという。
「放鳥式での紀子さまは、始終穏やかなご表情が印象的でした。テープカット時も周囲の職員やスタッフに対して、にこやかな笑顔で応じていました。
最近の紀子さまは、次女・佳子さま、長男・悠仁さまそれぞれと臨まれる母子ご公務も増えています。単独のご公務でもお振舞いに変化があったそうで、紀子さまが記者たちに積極的に話しかけたり、『どうぞこちらへ』と取材しやすい位置に誘導されたりすることもあるといいます。
そうしたお気遣いから、とりわけ若い記者の間では紀子さまの人気が急上昇していると聞きます」(前出・皇室担当記者)
紀子さまが明るく振舞われる背景について、前出の皇室担当記者はこう続ける。
「秋篠宮ご一家をめぐっては、長女・眞子さんと小室圭さんの結婚騒動や秋篠宮邸の高額な改修費などが批判を集めてきました。紀子さまご自身にも、宮内庁職員に対する厳しい指導などが一部メディアで報じられています。紀子さまがご公務で明るく振舞われたり、母子ご公務が増えたりしているのは、“秋篠宮家のイメージを回復させたい”という狙いがあるのかもしれません。
いっぽう秋篠宮さまは、皇位継承順位第一位であり、悠仁さまは第二位というお立場です。秋篠宮さまが抱えられている重圧ははかり知れず、皇室典範改正による将来の影響を憂慮されているのかもしれません。加えて皇嗣のご活動やご自身の研究活動なども重なり、周囲にお疲れを訴えることも増えてきているといいます。
そのためご夫妻で臨まれるご公務では、紀子さまとの“温度差”が目立ちやすくなっているように拝察します」
まるで正反対な様子の秋篠宮ご夫妻だが、それぞれに抱えられている思いとは――。
画像ページ >【写真あり】「まるで能面のよう」トキ放鳥式での無表情な秋篠宮さま(他8枚)
