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昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「老人ホーム暮らしで生活がきびしいです。人生にゆとりもありません。施設には仲よしもいますが、意地悪な人もいて、よくケンカになります。この年になって悲しいですよね」(匿名希望さん・60・無職・兵庫県)

 

【A】「理想や野心を捨てたほうが人生はうまくいく」(蛭子能収)

 

ついに競艇で使えるお金が、2万円に減らされました。余裕のないギャンブルだと大勝ちする気がしませんよ。

 

それにしても、この人は不満ばっかりですね。自分は特別な存在だと勘違いしているはず。だから、相手や境遇がすべて悪いと思ってしまうんですよ。60歳になっても、まだ理想とか野心があるんでしょうね。ウフフ。

 

オレも25歳で描いた作品が、憧れの『月刊漫画ガロ』に入選して、掲載されたときは野心を抱きました。でも原稿料は出ないし、編集部からもなしのつぶて。その後、エロ本自販機だけで売る漫画雑誌から依頼があり「オレにはこういう本からしか注文が来ないんだな」と理想を追うのをやめて仕事を引き受けました。

 

その漫画を描いているうちにテレビの仕事が増えてきたんですよね。強いこだわりとか理想像を追い求めることをやめたことで、人の評価とか気にならなくなったみたいです。理想とか野心はないほうがいい……。あっ、オレも競艇でも大穴を狙うのをやめたほうがいいかも!

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