柴咲コウも実践!専門医が語る「トマト味噌汁」の栄養効果
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■トマトジュースを使って無理なくリコピン摂取

 

さっそく本誌記者も泰江式「トマトみそ汁」を作ってみた。レシピどおりに作ってみると、5分程度で完成した。

 

【「トマトみそ汁」の基本レシピ】

 

〈材料〉2人分

ミニトマト…8個
トマトジュース…1缶(食塩無添加190g)
みそ…大さじ2(赤みそなど色の濃いみそ)
水…200ml
和風顆粒だし…小さじ1

 

〈作り方〉

1:ミニトマトは皮をむかず、半分に切る。
2:小鍋に、水と和風顆粒だしを入れ、沸騰させる。
3:2にトマトジュースと1を入れ、ひと煮立ちさせる。
4:火を止めて、みそを溶き入れて完成。

 

「毎日取ってほしいリコピンの量は最低15ミリグラム。これは生食用のトマトなら3〜4個、ミニトマトで10〜12個。1杯のみそ汁の具としてはかなり大量になります。そこで、みそ汁のベースを水とトマトジュースを半々にするのがコツ。トマトジュース190グラム缶1本にはリコピン約15ミリグラムが含まれているので、具のトマトとジュースを合わせれば、みそ汁わん1杯で1日分のリコピン摂取量をまかなえます。トマトの皮付近にもっともリコピンが含まれているので、皮ごと食すこと。また、みそに塩分が含まれているので、ジュースは食塩無添加のものを使うこと。そしてみそのメラノイジンは褐色色素に含まれているため、色の濃いみそを使うことが肝心です」

 

できあがったみそ汁はミネストローネスープのような色をしているが、食してみると、さわやかな酸味がありつつ、和風のみそ汁としてもおいしい口当たりだった。

 

「酸味が気になる人は、完成したみそ汁に、オリーブオイルを数滴たらしてみると、味がまろやかになるはず。オリーブオイルにはリコピンの吸収をよくする働きがあるので一石二鳥ですよ」

 

また毎日、具がトマトだけでは飽きてしまう場合には、たまねぎ、豆腐、ワカメなどを具として加えると、よりパワーアップした“糖尿病撃退みそ汁”になるとか。

 

「トマトとみそが、食後に生じる血糖値の急激な跳ね上がりをおだやかにしてくれるので、できれば毎朝、朝食のいちばん初めに食べるのがおすすめですね」

 

血糖値の高さに悩んでいる人はぜひ継続的に試してみよう。

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