健康寿命から献立を考える「夕飯にはチキンソテーとスティックサラダ」
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■夕食での健康寿命を延ばす“食べ合わせ”

 

【エビカレーとツナサラダ(きゅうり入り)】+12.82分

「市販のカレールーは飽和脂肪酸が多いことから、カレー粉を使用したエビカレーを想定。タンパク質やビタミン、ミネラルをバランスよく含むツナサラダに、きゅうりを添えたサラダをつけ合わせに」(松尾さん・以下同)

 

エビカレー+ツナサラダ+きゅうり(+3.34+5.7+3.78=12.82)

 

【ステーキとりんごサラダ】+10.26分

「赤身肉は低脂質で高タンパク質の食材で鉄・亜鉛・マグネシウムなどの不足しがちな栄養素も多く含みます。レタスの代わりに、β-カロテンを多く含んでいるサニーレタス、リーフレタスでもOK」

 

ビーフステーキ(赤身)+りんご+レタスのサラダ(-7.00+13.46+3.8=10.26)

 

【ハンバーグと豆野菜サラダ】+2.63分

「ハンバーグはマイナス料理ですが、牛肉は高齢者が介護予備群とならないための“フレイル予防”にも必要なタンパク質をはじめ、鉄、亜鉛、マグネシウムなどの不足しがちな栄養素も多く含みます」

 

ハンバーグ(牛肉)+ミックスビーンズの野菜サラダ(-7.79+10.42=2.63)

 

【チキンソテーとスティックサラダ、枝豆】+15.86分

「チキンは部位によっても異なるのですが、タンパク質が多く、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。スティックサラダは、にんじんと、カリウムを多く含むきゅうりの組み合わせがオススメ」

 

チキンソテー+にんじん+きゅうり+枝豆(-1.96+3.62+3.78+10.42=15.86)

 

【サーモンソテーとシーザーサラダ(ベーコン入り)】+13.72分

「手軽に使えてタンパク質やビタミンB1を多く含むベーコン、クリーミードレッシングを使ったシーザーサラダをチョイス。ベーコンをナッツや豆類で代用してもOKです」

 

サーモンソテー+ベーコン+レタス+クリーミードレッシング(+15.98-6.44+3.8+0.38=13.72)

 

「論文では豆類、野菜、果物、ナッツ類、魚料理、シリアル食品は全般的にプラス傾向ですが、’19年の国民健康・栄養調査の結果、日本人に不足している食品に位置付けられているものがほとんどです。積極的にとりましょう。また、論文では牛乳がマイナス0.43分になっていますが、日本人はカルシウム不足なので、毎日、飲んでもいいでしょう。健康保持、増進に望ましい栄養素の基準値は国ごとに異なります。こうしたことに留意しつつ、献立を考えました」

 

どれもおいしくいただける“食べ合わせ”なので、箸が進む。おいしい食生活で、健康寿命も延ばそう!

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