大橋純子さんも公表5年で帰らぬ人に「5年生存率半数以下の5つのがん」早期発見のためにできること
画像を見る 「肺がん」「食道がん」は特殊な検査をしてでも早期発見がカギ

 

■「肺がん」「食道がん」は特殊な検査をしてでも早期発見がカギ

 

続いての肺がんも、早期では症状が出にくいので検診を受けるしかないという。

 

肺がんの相対生存率は45.2%。発症の危険因子はヘビースモーカーであったり副流煙を吸う環境に長くいることだ。不安があれば、呼吸器内科を受診しよう。早期発見に役立つ検査は、低線量CT、全身MRI、自治体の肺がん検診などになる。

 

「40歳以上は自治体の肺がん検診を無料で受けられます。肺がんには4つほど種類があり、そのうちの腺がんは女性に多く、たばこを吸わない人も発症するので50歳を過ぎたら検診をおすすめします」

 

レントゲンに写らない小さながんの発見には、低線量CTや全身MRIという検査がいいそうだ。

 

では最後の食道がんは、どう早期発見できるものか。

 

食道がんの相対生存率は46%。発症の危険因子は酒、たばこ、65度以上の熱い飲食物など。不安があれば、消化器内科を受診しよう。早期発見に役立つ検査は、内視鏡検査、NBIなどになる。

 

「のみ込みづらい、胸の奥がチリチリする、といった症状が出たら、それはもうステージ3や4に進行している可能性が大。

 

心配があれば、大きな病院には特殊な光をあててがんを浮き上がらせるNBI内視鏡というものがあります。早期の食道がんも発見できる検査方法で、要注目です」

 

アルコールで顔が赤くなる人やお酒が弱い人が毎日飲酒するのも、食道がんになりやすいという。そんなリスクの高い人こそNBI内視鏡検査ができる病院を選ぼう。

 

「熱いコーヒーやお茶を飲む人も食道がんのリスクが高いです。朝急ぎがちな人は、氷を入れてぬるくして飲んでみてください」

 

どのがんも、なりやすいかどうかの危険因子を知っておくこと。そのうえでリスク要因がある人は、検査代がかかろうが命には代えられない。定期的に検査を受けよう。

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