ドライヤー15分以上、コーヒー1日4杯以上…「難聴」招くNG習慣13
画像を見る 成人が摂取しても影響がないカフェインの量は1日400mg、コーヒーマグカップで4杯くらいだ(写真:kunioh / PIXTA)

 

■亜鉛を多く含む食材は難聴の予防効果が期待大

 

これらを防ぐために、耳の健康にいい栄養素を意識的に取り入れることが大切だ。

 

「適度な運動や、質のよい睡眠をとることは血の巡りを改善するうえで重要ですが、摂取する栄養を見直すことも対策になります。

 

おすすめは亜鉛を多く含むすりごまやきなこ、牡蠣などの食材。亜鉛は炎症を抑える働きがあり、難聴の予防効果が期待できます」

 

ほかにも、末梢神経の代謝を促し、内耳の神経の働きをよくするといわれる緑色の野菜や魚などに多く含まれるビタミンB群や、有毛細胞の代謝の向上に活躍するそば、バナナ、のりなどに含まれるマグネシウムもいい。

 

「ハーブティーやノンカフェインコーヒーもおすすめ。リラックス効果がありストレスが軽減します」

 

耳をほぐしたり温めたりするなど簡単な方法にも予防効果がある。

 

「体をリラックスさせるときに働く副交感神経が多く分布する場所のひとつが耳。

 

特に耳の穴や耳のやや下側と周辺に集中しています。耳の付け根を軽くつまんで回したり、手で温めるだけでも副交感神経が優位になりますよ」

 

意外な生活習慣が引き金になることもある難聴。日ごろの習慣を見直し、認知症予防につなげよう。

 

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