「家庭内には埋もれている『資産』があるかもしれません」と言うのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。今回は「わが家の埋蔵金」の探し方を、荻原さんにレクチャーしてもらいました(以下の発言は荻原さんです)。

 

「お年玉貯金のために子ども名義で作った口座や、給食費などの引き落とし用に学校指定の金融機関で作った口座、引っ越して使わなくなった口座など、皆さんも休眠貯金をお持ちではないでしょうか。それぞれの残高は数千円でも、いくつかあればいいお小遣いです。探してみましょう。

 

家庭に眠るお宝で今年、注目したいのはプラチナです。昨年までは金でしたが、今年に入りプラチナは1グラムあたり4千900円台と、金より700円以上も高値が続いています(東京証券取引所・先物)。

 

プラチナは、一般的な指輪で4~5グラム。バブル時代に流行した喜平ネックレスは100グラムを超えるものもあるようです。片方しかないピアスやイヤリングなども探せば見つかりそう。プラチナ高の傾向はしばらく続くと予想されますので、ぜひ、探してみてください。

 

お年玉年賀はがきの抽選結果はご覧になりましたか。今年から1等商品が1万円の現金に、当選確率も去年の10倍にアップ。もらえるなら現金はうれしいもの。書き損じや未使用のはがきでも引き換えOK。家にある年賀はがきを全部、確認してくださいね。

 

先日、滋賀県長浜市の旧豪商邸のたんすから、現在の価値に換算すると2千万円相当の小判が見つかったと話題になりました。一般の家庭にそれほどの埋蔵金があるとは思えませんが、古いものの中には自分では想像できない価値を持つレアものが存在します。

 

たとえば、発売当初のヤクルト瓶やウルトラマンシリーズの初期のおもちゃ、ブリキのおもちゃや古い映画のパンフレット、ポスターはずっと人気があります。ガラクタのように見えても、マニアには垂涎のお宝かも。ダメ元でネットのオークションに出品してみましょう。思いのほか高値がつくかもしれません。

 

お宝は、眺めていても見つかりません。長浜の小判も、たんすを移動したら音がしたのがきっかけでした。何年も放りっぱなしの戸袋や物入れを整理してみませんか。たとえ埋蔵金がなくても、思い出の品は見つかるかも。掃除もできて一石二鳥ですよ」

関連カテゴリー:
関連タグ: