専門家が教える「相手を不快にさせない」年賀状じまい 意識するべき“ひと言”とは?
画像を見る 「相手を不快にさせない」年賀状じまいの文例

 

■一般的な文例

 

謹賀新年
昨年はお世話になりましてありがとうございました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

 

さて、たいへん恐縮ではございますが
昨今の変化もあり本年をもちまして
年賀状をご遠慮申し上げることといたしました
今後はよろしければ、メールなどでごあいさつできましたら
うれしいことと思っております

 

こちらの都合ばかりを申しましてまことに恐縮ですが
どうぞ今後も変わらぬおつきあいをいただけましたら幸いでございます

 

「年賀状を止めますという報告だけでなく、『これからは電話で話しましょうね』や『メールくださいね』といった文言を添えると、『今後も連絡を取り合いたい』という気持ちが伝わります」

 

【3】特別な演出をする必要はなし

 

紹介した文面は一例であり、送る相手との関係性にあわせて文面を変えるのもおすすめだ。同級生や仲のよい友人に送る場合は、もっとフランクな伝え方でも問題ない。手書きでひと言メッセージを添えるだけで、より気持ちが伝わるだろう。

 

「年賀状じまいをするからといって、デザインやイラストを控えめにする必要はありません。文例はやや改まった一般的な例ですが、相手に合わせたひと言を添えることで、年賀状じまいを通して気持ちを伝えることができます」

 

また、一般社団法人手紙文化振興協会の代表理事・むらかみかずこさんは、年賀状じまいについて次のように提案している。

 

「年賀状じまいをする方は増えているので、『年賀状をやめる』と一言お伝えすれば、事情を察してくださる方がほとんどだと思います。そのため、わざわざ年賀状じまいのはがきや年賀状を送らなくても、メールやLINEで『年賀状をやめさせていただく運びとなりました』とお伝えするだけで十分だと思います」

 

親しい間柄であれば、直接口頭で伝えるのも良さそうだ。

 

「年賀状の代わりにクリスマスカードをお送りし、『今年から年賀状をお送りするのをやめさせていただきますね』と一言添えるのもいいですね。昔は年末年始を家でゆっくり過ごす方が多く、届いた年賀状をすぐに確認できましたが、今は年末年始に出かける方も増え、年賀状を年始に見ることが難しい場合もあります。年賀状という形式にこだわらず、クリスマスカードや普通のお手紙でやりとりを続けることで、相手との関係を長く保つことができるのではないでしょうか」

 

今年こそ年賀状じまいをと考えている方は、ぜひ参考にしてみてほしい。

出典元:

WEB女性自身

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