■年明け8日までは生鮮品の高値が続く
では、正月明けの食品価格はどうなのだろうか。
「卸売市場の初売りは1月5日が一般的ですが、一部の大型スーパー向けに1月2日から開く市場もあります。ですが、扱う商品は大型スーパーからの注文品だけ。農家も市場も正月に働くのですから、当然正月価格です。そのため、正月早々のスーパーには高い商品ばかり並びます」(新妻社長)
1月に入り1週間ほどは注意が必要だと新妻社長は言う。
「初売りの5日は商品の数・量ともに多いのですが、6~7日はいったん減る傾向があります。1月7日あたりまでは例年、品薄で高値になりがちです」(新妻社長)
スーパーが日常を取り戻すのは、1月7日の七草がゆが終わった後と覚えておこう。 正月三が日だけを念頭に食材を調達していると、新年の割高商品を買う羽目になる。7日あたりまでのおおまかなメニューを決め、年内に食材を確保しておくとよいだろう。
「肉類だけでなく、野菜も冷凍できるものがたくさんあります。せっかく買ったのに、傷んで捨ててしまうのがいちばんもったいない。保存方法を工夫してください」(八木店長)
こうした裏事情を知っておくと、できるだけ安いタイミングで食材を購入することができる。
“食品の買い物&活用術”をこの機会に身につけて、年末年始をお得に生き抜こう!
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