(写真・神奈川新聞社)
三井不動産(東京都中央区)は、JR横浜線鴨居駅徒歩7分の商業施設「三井ショッピングパークららぽーと横浜」(横浜市都筑区)の大規模リニューアルを実施する。2013年以来2回目。約270店舗のうち約40店舗が18日から4月下旬までに順次新規・改装オープンする。フードコートや共用部も一新し、幅広い世代を対象に施設の充実を図る。
リニューアルの目玉はフードコート。週末などの混雑時になかなか席につくことができない客もいることから、座席を約720席と3割ほど増やす。「カフェ」「ダイニング」「バー」「テラス」と雰囲気が異なる4エリアに分け、ダイニングエリア内にはテーブルやいすの高さを子どもに合わせた「キッズエリア」を新設。2人用のテーブルも多数用意し、1人からファミリー利用まで多様な層に対応する。
フードコート内は11店舗中4店舗が新規出店。比内地鶏を提供する「本家あべや」は県内初出店だ。
トイレなどの共用部も改装。1階の女子トイレと授乳室にはベビーカーが入りやすい開放的な個室や通路を設け、廊下には家族が気兼ねなく待てるベンチを設置。ファミリー層が快適に過ごせる店舗づくりに努める。
トレンドに合わせた人気ファッションブランドやインテリアも続々と新規・改装オープンする。担当者は「店舗やサービスを充実させ、お一人の方からファミリー、カップル、お年寄りまでの幅広い層がワンストップで買い物ができる施設を引き続き目指していきたい」と話している。
三井不動産によると、同施設の2014年度の売り上げは約481億円。大規模改装完了から1~2年後の年間売り上げ目標は約490億円という。
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