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(写真・神奈川新聞社)

特産のマグロを使って“日本一”長い鉄火巻きに挑む三浦市三崎の「三崎まぐろ鉄火巻き日本一寿司(すし)づくり大会」が、4月24日の大会で終了する。雨天時の会場となる三崎港の魚市場が2017年以降、使用できなくなるため。三崎マグロをPRして地域を活性化させようと始まり、回を重ねて名物行事に育ったイベントが、第10回の節目で幕を引く。

同大会は、市や三浦商工会議所、市商店街連合会などでつくる実行委員会が主催して06年から始まった。三崎下町地区の商店街通りを会場に、鉄火巻きを作るための台を並べる。

東日本大震災の発生で中止した11年を除いて毎年開き、長さの記録を少しずつ更新してきた。15年の第9回大会には、市内外からグループや家族連れら1260人が参加。1本につながった全長555メートルの鉄火巻きを完成させた。

ただ、生ものを扱う大会のため、雨天の場合は商店街に近い魚市場で実施。第1回大会と第7回大会の過去2回、魚市場での屋内大会となった。その魚市場は現在、高度衛生管理化のための施設整備計画が進められており、イベントなどでの使用ができなくなる。

第3回大会から実行委員長を務める、三崎銀座通り商店会の佐藤周一会長(65)は「苦渋の決断。涙をのんで今回限りを決めた」と話す。一方で「三崎マグロの認知度は十分高まってきたし、PR効果はあった」としている。

記録更新を目指す最後の大会には、特注の海苔(のり)やメバチマグロ86キロ、酢飯230キロを用意。1270人の参加を得て、前回を5メートル上回る560メートルに挑む。参加希望の当日受け付けもある。大会ホームページ「三崎鉄火.com」、または三浦商工会議所、電話046(881)5111