(写真・神奈川新聞社)
インドの伝統的な祭り「ラタジャトラ」が10日、川崎駅東口周辺で開かれ、色鮮やかな高さ3メートルの山車を中心としたパレードが市街地を練り歩き、在日インド人らが地元の人々と交流を図った。
祭りはインド南東部のオディサ州出身の在日インド人らのコミュニティー「NPO法人オディサコミュニティージャパン」が4年前から川崎で開いている。「ラタジャトラ」は「馬車の旅」の意。同州で6~7月に巨大な山車が引かれ、多くの人たちでにぎわうインド最大級の祭りという。
全国から集まった数百人のインド人らがヒンズー教の神「ジャガンナート」ら3兄妹を乗せた山車を引き、「マントラ」という教典を基にした歌を歌いながら商店街の銀座街や銀柳街、たちばな通りを練り歩いた。途中、参加者が踊り、地元商店街の阿波踊りも披露され、陽気な音色が響き渡っていた。
同NPO法人のベヘラ・スワデイヒン・クマール代表は「この祭りを通して、インドの文化を知ってもらい交流が進めば」と話していた。
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