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(写真・神奈川新聞社)

素朴で愛らしい仏教美術作品を集めた企画展「カワイイKawaiiほとけさま」が長谷寺(鎌倉市長谷)の観音ミュージアムで開かれている。9月27日まで。

 

子どもや女性に仏像や仏教美術に親しんでもらおうと企画。学芸員の岡部麻未さんは「一般庶民の信仰から、ゆるキャラのような素朴な造形が生まれた」と話し、寺が所蔵する11項目15点を展示している。木彫りの仏像を多く残した江戸時代の僧侶、円空の「護法童子立像(ごほうどうじりゅうぞう)」は初公開。丸太を縦に割って粗彫りし、童子がほほ笑んだ造形がかわいらしい。昭和に入って描かれた「鬼の念仏図」は角が折れ、どこかユーモラスな赤鬼が来館者を和ませる。

 

問い合わせは、同ミュージアム・電話0467(22)6100。

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