(写真・神奈川新聞社)
麻生太郎副総理兼財務相は28日、横浜市内で開いた自民党麻生派(為公会)の研修会で講演し、先の参院選について「参院でも、結党時から訴えてきた憲法改正を上程できる人数をほぼ確保できた。保守でもリベラルでも共産党でも、テーブル上で憲法改正の話ができるようになったことが一番大きい」と指摘した。
神奈川選挙区で同派所属の県内国会議員が主力となって支援し、当選を果たした当時無所属で自民党推薦(後に追加公認)だった中西健治氏にも触れ「党公認候補に対抗して立てる形に追い込まれたが、きっちり4枠目で当選し、喜ばしい限り。党が単独過半数を得る意味でも大きな意義があった」と評価した。
派閥の旗揚げから10年の歩みを振り返り、「スタート時に比べメンバーは約3倍になった。今後とも日本をまともな方向に導けるよう、安倍政権、自民党の中心で頑張ろう」と結束を呼び掛けた。
県内の麻生派国会議員は5人。先の内閣改造、党役員人事では松本純氏(衆院1区)が国家公安委員長として初入閣したほか、河野太郎氏(15区)が党行政改革推進本部長に復帰。中堅議員も政府や党の役職に起用され、存在感を示している。
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