(写真・神奈川新聞社)
プロ野球の横浜DeNAベイスターズが球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた19日、ホームの横浜スタジアム(横浜市中区)は悪天候にもかかわらず約2万7千人のファンで膨れ上がった。「最高です」「次は日本一」。長い低迷を知るファンは歓喜に酔いしれた。
息子夫婦2組と訪れた同市金沢区の会社員須藤豊光さん(56)は30年来のファン。1998年の日本シリーズも観戦したといい、「18年前の興奮がよみがえってきます」と大喜びだ。ファン歴18年の同市南区の会社員福山享泰さん(34)も「こんなに毎日の勝敗が気になったシーズンは初めて。待ちに待った感じです」と笑いが止まらない。
就任1年目のアレックス・ラミレス監督(41)を評価する声も。同市瀬谷区の原美音子さん(39)は「監督の下でチームが一丸になっている」と話し、同市南区の会社員戸井田鉄平さん(41)も「前向きな采配をしてくれている」とたたえる。
10月8日に始まる巨人とのCSファーストステージにも期待が高まる。家族4人で訪れた同市西区の会社員飯田智之さん(41)は「粘り強いベイスターズが見たい」と話し、長男の晃琉君(7)は「逆転とかホームランとか、いいプレーをたくさんして日本一になってほしい」とほほ笑んだ。
ツイッターでファンを募って観戦しているという同市神奈川区の中学3年生奥山鈴花さん(15)は「康君(山崎康晃投手)が1アウトを取った時点で涙が止まらなかった」と大興奮。「途中からかっぱを脱ぎ捨てた。この勢いで日本シリーズまで行ってもらわないと困る」とさらなる躍進を願った。
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