(写真・神奈川新聞社)
おせち料理など年末年始用の食材を紹介する恒例の業者向け展示会が4日、横浜市中央卸売市場(同市神奈川区)で開かれた。
横浜魚市場卸協同組合などの主催。今回は小田原名産のかまぼこや県内漁港で水揚げされた鮮魚などを集めたコーナーもお目見え。年末商戦を控え、量販店や小売店の関係者に地産地消の取り組みをアピールした。
水産加工品メーカー約250社が出展し、約3千点が並んだ。洋風練り物や切り身魚をホームパーティー風に並べるなど、陳列にも工夫を凝らした。「近年はハロウィーンからクリスマス時季のパーティー需要が増えており、若年層をターゲットにした商品開発が進んでいる」と水産物卸の横浜丸魚(同)。
魚資源の減少や北海道で相次いだ台風被害を受け、仕入れ値の動向に懸念を示す声も相次いだ。横浜魚類(同)によると、イクラのしょうゆ漬けの原料となるスジコが1~2割程度上昇。「アラスカ産魚卵にも注視が必要だ」と指摘する加工品メーカーもあった。
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