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(写真・神奈川新聞社)

神奈川県内唯一の相撲部屋、春日山部屋(川崎市川崎区池上新町)の春日山親方(39)に日本相撲協会が辞任を勧告した問題で、同部屋の力士2人が18日、同区の稲毛神社で会見し「親方の下で相撲を続けたい」と勧告の撤回を求めた。

 

会見したのは、ともに幕下力士の水口剛さん(35)と萬華城博さん(26)。2004年に同部屋に入った水口さんは「今の親方を信頼してついてきたからこそ、成績も上がり、けがも良くなり、十両にも挑戦できるチャンスを得られた。納得がいかない」と主張。05年に入った萬華城さんも「今の親方は稽古だけでなく、私生活でも親身になって面倒を見てくれる。他の親方は考えられない」と訴えた。

 

協会は辞任勧告の理由として、春日山親方が9月の秋場所中に稽古場に来なかったとしている。この点について、2人はそろって「事実と違う」と反論。萬華城さんは「協会が事実確認に来たことも知らないし、質問もされていない。誰が言ったか分からず、(部屋の)力士の間でも不信感が高まり、信頼関係が崩れている」と憤っていた。

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