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(写真・神奈川新聞社)

 

横浜市港南区で軽トラックが集団登校の小学生の列に突っ込み、1年生の男児(6)が死亡した事故などを受け、同市南区高根町の市立南吉田小学校で14日朝、同区職員や南署員、地域住民、同校保護者らが児童の登校を見守るスクールゾーンキャンペーンが行われた。

 

同区永田東では2日に自転車に乗っていた小学4年生の男子児童(10)が乗用車にはねられ死亡。5日にも徒歩で道路を横断していた男性(78)が車にはねられ死亡している。

 

保護者らは通学路で「交通安全」などと書かれたのぼりを手に「帰りも気をつけてね」と児童に声を掛けていた。全校児童の56%が外国籍ということもあり、英語や中国語で書かれたパネルも用意した。

 

一方、港南区の事故を受け、市は今後県警や地域住民との協議を踏まえ、再発防止策を検討している。1年男児が通っていた市立桜岡小では2日に保護者会が開かれ、登下校中の車両通行止めやガードレール設置、速度制限などの要望が出た。

 

8日には、現場付近の路面に「歩行者注意」と書かれた表示を新たに塗り、「スクールゾーン」表示を塗装し直した。港南土木事務所は「ドライバーは注意喚起して速度を落としてほしい」と呼び掛けている。

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