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(写真・神奈川新聞社)

 

JR辻堂駅開設100周年を祝う記念イベントが27日、同駅周辺の特設会場などで開かれ、家族連れやカップルらでにぎわった。住民の請願で駅が誕生してから1世紀。お祝い気分を盛り上げようと、山車やみこしが練り歩き、ダンスやライブが披露された。地元有志らでつくる実行委員会の主催。

 

辻堂駅は1916(大正5)年12月に開設。明治末期ごろから物資の運搬や土地開発のため、新駅設置の必要性が叫ばれ、地元住民らが主体となって開設を実現した。

 

大きな節目となったこの日は、地元の小学生や市民グループがチアダンスやフラダンスを披露。藤沢市指定文化財の人形山車やみこしが集結すると、威勢のいい掛け声や歓声がわき上がった。

 

実行委員長の山田栄さん(やまだ)さん(86)は「辻堂駅は、住民が駅の用地を無償提供するなど、地元負担で誕生した住民請願駅。この先の100年も、市民と共に歴史を刻んでいってもらいたい」と話した。

 

JR東日本は12月1日から、駅の発車メロディーを辻堂ゆかりの唱歌「浜辺の歌」に変更する。

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