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(写真・神奈川新聞社)

 

南米コロンビアで起きたブラジルのサッカー選手らを乗せた航空機墜落事故の犠牲者には、J1の川崎フロンターレでかつてプレーした選手も含まれていた。チームの練習拠点である川崎市麻生区の麻生グラウンドは1日、追悼ムードに包まれた。

 

犠牲となったアルトゥールマイア選手(享年24)は昨年7月から半年間、川崎に所属していた。この日のグラウンドには半旗が掲げられ、背番号10のユニホームと当時の写真が飾られた献花台ではサポーターらが静かに手を合わせていた。

 

川崎の選手たちはこの日の練習前に、ミーティングルームで黙とうをささげた。同じくブラジル出身で来日2年目のエウシーニョ選手(27)は先月末に、近況を報告し合ったばかりだったという。「フロンターレが優勝すると信じていたので、(チャンピオンシップ準決勝で敗れて)驚いていた。彼の婚約者も両親も知っているので本当に悲しい。フロンターレが好きだったし、チームのために力になりたいと日々努力していた」と沈痛な面持ちで語った。

 

今季加入した川崎市出身の森本貴幸選手(28)は事故に巻き込まれたケンペス選手(享年34)とJ2千葉時代に2シーズン一緒に戦った。当時からピッチ内外で仲の良かったブラジル人FWとは帰国後も連絡を取り合い、使用したスパイクを送るなど親交があったという。「毎日一緒に練習していたし、けがをした自分のためにゴールパフォーマンスをやってくれた。築いた友情は消えないので、ケンペスの思いが生き続けるように、しっかりとやっていきたい」と話していた。