(写真・神奈川新聞社)
10月にリニューアルオープンしたキリンビール横浜工場(横浜市鶴見区)の広報施設内に、新コンテンツ「Myビールをつくってみよう!」が完成した。ビール醸造の行程をバーチャル体験し、自分の嗜好(しこう)を知ることができる画期的なコーナーで、今月から公開を開始。同工場は「ビールの魅力を広めたい」としている。
広報施設内に新設された「ノミモノ・ラボ」の一角にある同コンテンツ。タブレット端末上で研究員のキャラクターと対話をしながら、ホップや麦芽といった素材と発酵方法などの製法を選択し、自分好みのビールを導き出す。ホップの産地や原料によって異なる味が生まれるビールの奥深さに触れることができる。
一連の選択を終え出来上がった「Myビール」は、「香り豊かで飲み応えがある」といった特徴が表示される「テイストマップ」に印刷される。マップでは、18あるキリンビールの既存製品のうち、Myビールとより香味の近いものが一目で分かる。また、各種ビールをそろえた横浜工場内のレストランで使用できる割引チケット付きのため、特徴の近い一品を気軽に楽しめるのも売りの一つだ。
ノミモノ・ラボは、広報施設刷新の際、ビール醸造や包装などを研究員の視点で体感できる参加型のフリースペースとして開設された。企画に携わる横浜工場総務広報担当の佐藤こはるさん(24)は「ビールづくりのマニアックな行程を詳しく知ってもらえる。ビールを楽しむ文化がより広まってほしい」と話している。
同コンテンツの体験は20歳以上限定。ノミモノ・ラボは工場見学に参加しなくても入場可能。
関連カテゴリー: