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(写真提供:横浜税関/神奈川新聞社)

 

中国から日本へ持ち込まれる知的財産侵害物品について、ブランド品などに加えて、マニア向けの低価格品の模倣品が目立ってきた。作りが精巧な上、手口も巧妙。横浜港でも水際で食い止めようと、取り締まりに力を入れる。

 

人気アニメ「ラブライブ!」の偽グッズを密輸しようとしたとして、横浜税関は8日、関税法違反(商標権を侵害する物品の輸入)の疑いで、都内に住む中国籍の男(27)を宇都宮地検に告発した。

 

男は氏名不詳の人物と共謀し、権利を持つアニメ制作会社の許諾を受けていないTシャツ12枚と枕カバー1枚を中国から密輸しようとした、としている。

 

調査を担当した税関職員は「精巧にできていて完成度が高い」と驚く。男は航空小口急送貨物を利用。中国国内に製造、販売を手掛ける何らかの組織が存在し、その指示を受けて中国から輸入した上で日本国内でインターネット販売していたとみられる。

 

2015年度に横浜税関が知的財産侵害物品の輸入を差し止めた5,360件のうち、中国からが9割弱を占める。税関職員は「ブランド品や日本製品の模倣品にとどまらず、日本での流行をすぐに反映した偽グッズが増えており、密輸品は多様化する傾向にある」と警戒している。