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(写真・神奈川新聞社)

 

綾瀬市小園に2018年3月に予定されている東名高速道路綾瀬スマートインターチェンジ(IC)の開通を見据え、綾瀬市は17年度、高速バスへの乗り換え拠点と、道の駅のような地域振興施設の整備を進める。鉄道駅がない綾瀬市にとってIC開通は「交通革命」(古塩政由市長)で、利便性と経済効果を高める狙いだ。

 

東名上下線の「綾瀬バス停」近くに、計50台を収容できる有料駐車場を2カ所設け、マイカーから高速バスに乗り換えられるようにする。18年度の完成を予定する。

 

海老名駅と羽田空港を往復するリムジンバスも綾瀬ICを利用するよう、市は経路変更を運行会社に働き掛けている。路線バスから乗り継げる拠点も整備したい考えだ。

 

地域振興施設は、東名に接続する県道42号沿いに造る方針。地産料理を提供する飲食店や畜産施設を備えた道の駅のような機能を想定し、19年の開所を目指している。17年度一般会計予算案に関連事業費として、計4433万円を計上した。

 

綾瀬ICは、自動料金収受システム(ETC)の搭載車専用。横浜町田ICと厚木ICの中間に開設され、30年までに1日1万台弱の利用が見込まれている。事業用地約2.8ヘクタールのうち、75%の取得を終え、本体工事に着手する。

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