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(写真提供:T&G/神奈川新聞社)

 

みなとみらい21(MM21)地区をはじめ、横浜港を間近に臨む港エリアで結婚式場の開業が相次いでいる。魅力的な景観やデートスポットなどの充実度が、エリアのブランド力を高めているようだ。業界内競争が激化する中、各会場とも独自のコンセプトでカップルの取り込みを図っている。

 

昨年2月、横浜ベイブリッジが一望できる横浜市中区の新山下エリアにグランドオープンした「UNION HARBOR」。地鶏居酒屋チェーン「塚田農場」を運営するエー・ピーカンパニー(東京都港区)と、完全オーダーメードのウエディングを手掛けるCRAZY(同墨田区)が共同で「なんでもできる、真っ白いハコ」をテーマに、独創性あふれる結婚式を展開する。

 

カジュアルで個性的な式を望む30代前後のカップルを中心に支持を集め、2016年度の売上高は計画比2割増と好調に推移。飲食店経営のノウハウを生かし、産地直送の厳選した食材や新郎新婦にゆかりのある料理をもとにしたメニュー提供などで「お二人らしさを存分に表現してもらえる」と担当者。17年度の売り上げは前年度比3割増を目指す。

 

昨年3月、婚礼最大手テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G、同品川区)がMM21新港地区の商業施設「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」内に開業した「BAYSIDE GEIHINKAN VERANDA minatomirai」も、当初の目標通り順調な運営を続けているという。

 

コンセプトは「おしゃれで、自由で、心地よい」。全5フロアがオーシャンビューで、1棟を完全貸し切りできる点も売りの一つ。一顧客一担当制で一人一人の需要に応じたウエディングを提案。やはり従来の形式的なスタイルにとらわれないカップルがメイン顧客となっている。

 

結婚情報誌「ゼクシィ」の担当者によると、横浜の港エリアは横浜市がブライダル企業誘致に熱心なこともあり、「14年以降新店の進出が続き、屋号やゲストハウスの種類が増えている」。アクセスの便利さや招待客にも喜ばれる景観などが、横浜で結婚式を挙げる利点という。

 

T&Gの担当者も「有数のデートスポットであるほか、アパレルや飲食の入れ替わりも早く、センスの良いショップが集まりやすい」といった付加価値を、MM21地区に見いだす。

 

13年秋に横浜市内5カ所目となる「グランドオリエンタルみなとみらい」(中区)をオープンしたブライダルプロデュース(同区)の担当者はその魅力をこう話す。「海を一望し、リゾート気分を味わえるのが魅力。観覧車や横浜赤レンガ倉庫など観光スポットに富み、このエリアで挙式をすることにステータスを感じる人も少なくない」

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