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(写真・神奈川新聞社)

 

客船シーズンが本格化した横浜港で、横浜税関が不正薬物などの密輸の取り締まりを強化している。横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)では27日、乗客の動きを想定した訓練が行われ、麻薬探知犬「ペッパー号」が検査手順を確認した。

 

訓練は立ち入りが制限されているCIQプラザで行われ、乗客役の税関職員が大勢並ぶ中、ペッパー号がトランクや手荷物などをかいで回った。職員がズボンのポケットに隠した不正薬物のダミーを探し出した。

 

ペッパー号は雄のラブラドルレトリバーで5歳。ハンドラー(指導手)の久保真生(まさお)さん(35)によると、普段は元気で遊ぶことが大好きだが、検査に意欲的で現場ではすぐに集中するという。

 

同税関監視部密輸対策管理官の金(こん)英幸さん(48)は「水際でしっかりと取り締まりを行っている。密輸は絶対に許さない」と話した。情報提供は、税関密輸ダイヤル(0120)461961。

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