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(写真・神奈川新聞社)

 

東急不動産(東京都港区)と東急不動産SCマネジメント(同)は今秋までに、運営管理する横浜市営地下鉄センター北駅近くの商業施設「ノースポート・モール」(横浜市都筑区)をリニューアルする。半数以上となる約70店舗が新規・改装オープン。2007年4月の開業以来初の大規模リニューアルで、商圏内での競争力向上を図る。

 

従来のメインターゲットであるファミリー層を軸に、周辺地域に暮らす人など幅広い顧客のまちの拠点となる施設を目指す。

 

9月中旬をめどに、3階共用部にファミリースペースを新設し、無料開放の子どもの遊び場やキッズトイレ、授乳室を併設する。このほか、7月中旬にはフードコートを全面改装。小さな子どもと気軽に過ごせる「小上がり席」を増設するなど、子育て世帯が利用しやすい環境を整える。

 

商圏は半径5キロメートルで、「エリア内ナンバーワンの施設を目指したい」と担当者。6月下旬には生鮮ストア「富士ガーデン」やリユースの複合店「ブックオフスーパーバザー」が新規開店予定。多世代の支持を集める「ユニクロ」や「無印良品」など、集客の核となる大型店も9月中旬に増床リニューアルする見込みで、近隣住民の利便性を高める。

 

リニューアル後は約120店舗態勢となる予定。担当者は「開業から10年、幅広いお客さまに居心地の良い空間を提供し、一層の売り上げアップを図りたい」と話している。

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