(写真・神奈川新聞社)
藤沢市江の島にある観光スポットの一つ、洞窟「江の島岩屋」の来場者が9日、600万人を突破した。1993年4月のオープンから24年1カ月での到達に、周囲の観光客らからも拍手と歓声が湧き起こった。
600万人目となったのは、大阪府高槻市の松浦友梨さん(24)と岩瑞穂さん(25)。初めて江の島を訪れたという2人は、突然の祝福に驚きの表情。島内施設を無料で楽しめる年間パスポートや島の海産物セットが贈られると「びっくりの一言」「ラッキー」などと声を弾ませていた。
島の西南にある江の島岩屋は長い年月をかけて波の浸食でつくられた洞窟で、古くから竜神信仰の地として親しまれてきた。弘法大師や日蓮聖人が修行し、源頼朝が戦勝祈願に訪れたという言い伝えもある。1971年以降、閉鎖されていたが、地元住民らからの要望があり、93年に入洞が再開された。
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