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(写真・神奈川新聞社)

 

県は25日、県手話言語条例に基づき手話の普及を進めようと、「手話普及推進大使」に俳優の斉藤由貴さんを任命した。県庁で黒岩祐治知事から任命状を受け取った斉藤さんは「手話はろう者とのコミュニケーションツールであるだけでなく、一つの楽しい言語でもある。敷居を高くせず、多くの人に手話に関わってもらえたら」と話した。

 

斉藤さんは横浜市出身、在住。他界した祖父母が聴覚障害者で、子どもの頃に10年以上同居していた際は手話で会話していたという。「身ぶり手ぶりや口話も足し、祖父母も言いたいことを分かってくれていた」と振り返り、「自分の表現を、相手が一生懸命理解するという柔軟な部分があるのが面白い」と手話の魅力を語った。

 

今後、手話関連イベントへの参加などを通じて手話を広める役割を担う。知事は「共生社会に向けて手話は重要な役割を果たす。(大使任命は)より多くの人に広がるきっかけになる」と期待していた。

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