(写真・神奈川新聞社)
ワシントン条約で取引が規制されている絶滅危惧種のトラの毛皮製品をインターネットのオークションサイトに出品したとして、戸部署は15日、種の保存法違反(広告の禁止)の疑いで、東京都葛飾区の会社役員兼古物商の男性(38)と、千葉県市川市の警備員の男性(69)を書類送検した。
書類送検容疑は、共謀の上、昨年5月28日から同31日にかけて、トラの毛皮製品をネットオークションのサイトに出品した、としている。同署によると、2人は容疑を認めている。
同署によると、毛皮製品は長さ約250センチ、幅約170センチ。警備員は古物商の顧客で、知人から約20年前に購入した同製品の引き取りを古物商に依頼。古物商は相場が分からなかったことから、ネットオークションでの売却価格を折半する目的で出品した。同署のサイバーパトロールで発見した。
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