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(写真・神奈川新聞社)

 

タンスに眠る帯を活用した帯アートを創作し、国内外で活躍している帯アート作家、山本修子さん=座間市=による作品展「帯アート展 うつくしきもの」が28日、ハーモニーホール座間(同市緑ケ丘)のギャラリーで始まる。7月4日まで。入場無料。同市教育委員会の主催。

 

帯を切らずに折りたたんだり、結んだりして華やかな装飾に仕立てた約100点が並ぶ。季節に合わせて夏用の帯を展示しており、カブトムシやコガネムシなどを刺しゅうした大正時代の珍しい帯も見られる。

 

山本さんは座間神社の山本孝司宮司の妻で、同神社会館「すいめい」で帯アートを指導する会「アクセントグリーン」を主宰。会場には同会の会員約30人が、七夕の短冊をイメージして各自の作品を持ち寄った一角もあり、竹林をほうふつとさせる空間に優雅な雰囲気を醸し出している。

 

もてなしの食卓を表現したテーブルには、帯アートとともに山本さんが30年にわたって収集してきた生け花を描いた陶磁器も並ぶ。

 

山本さんは「帯アートは古来伝わる日本の文化を、現代の生活に生かすことができる。優雅なひとときを会場で楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。

 

午前9時半~午後5時。最終日は午後4時まで。28日と7月1日にどちらも午後2時からデモンストレーションとトークを行う。問い合わせは、同委員会生涯学習課・電話046(252)8476。

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