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(写真・神奈川新聞社)

 

東京電力福島第1原発事故以降、藤沢市内で続いている「保養キャンプ」が24日から4日間、催される。事故から6年4カ月がたつが、福島県内では除染活動が続いており、主催する市民団体は「放射能に対する不安は消えたわけではない。子どもたちを被ばくから守るため、継続した支援が必要」とし、開催期間中のボランティアや寄付を呼び掛けている。

 

市民団体は「福島の子どもたちとともに・湘南の会」(青柳節子代表)。2012年7月から年2回、福島県内の親子を対象にキャンプを開催している。11回目の今回は、相馬、福島、郡山の3市から11家族30人が参加。県立辻堂海浜公園(辻堂西海岸)や日本大学湘南キャンパス(亀井野)でのレクリエーションが予定されている。

 

キャンプの運営費約100万円の9割が寄付金で賄われているが、今回はまだ3割ほどしか集まっていないという。青柳代表は「参加者の中には、福島で外遊びを控えたり、食材に気を遣ったりしている親子もいる。藤沢で心身ともにリフレッシュしてもらうため、より幅広い支援をお願いしたい」と話している。

 

問い合わせは、青柳代表・電話080(5099)4264。

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