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(写真・神奈川新聞社)

 

捨てたいものを書き入れると、分別方法を教える横浜市資源循環局の「イーオのごみ分別案内」。古今東西の著名人の言葉を引きながら、人工知能(AI)が繰り出すユーモアあふれる回答が、「面白い」「的確だ」とツイッター上で話題になっている。同局3R推進課の担当者は「AIの面白い返事をきっかけに、ごみ分別は簡単に調べられると知ってほしい」と話している。

 

分別案内は、同局ホームページからアクセス可能。AIを活用した「自動会話プログラム」を使い、捨てたいごみを入力すると、マスコットキャラクターのイーオが「燃やすごみ」や「家電リサイクル」などの分類方法を答える。

 

話題になっているのは、捨てたいものに「夢」「人生」「彼氏」「脂肪」などと入力したとき。

 

「人生」の場合、「本当に捨てちゃうの?『同じこと考えても朝の3時と翌日の3時とじゃ答えがちがってくるね…』とスヌーピーが言っていたよ」とやんわりと再考を促す。「夢」では、「『いつも心の中に夢をしまっておく場所を空けておけ』ってキング牧師は言ってるよ。次の夢のためなら良いんだ」と励ます。

 

NTTドコモと共同で、3月から6月下旬まで実証実験を行う予定だったが、利用数が増加傾向にあったために公開期間を延長した。延長を決めた直後の7月2日の時点で約5万6千件の質問があった。

 

AIの言葉は同課職員で話し合って決めたという。担当者は「ごみ分別は面倒くさいかもしれないが、AIの回答を楽しんで負担感が軽くなってほしい」と話す。

 

問い合わせは同課・電話045(671)2530。

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