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(写真・神奈川新聞社)

 

横浜市港南区の商店街「野庭団地ショッピングセンター」(加盟店舗数25)は10日、野庭団地センター広場で商店街プロレスを開催する。団地の空洞化や空き店舗の増加などの課題に直面する中、会員有志が3年前から商店街再生に着手。プロレスはにぎわいを創出するイベントとして、当初から誘致を希望していた。堀部陽介会長(40)は「多くの人が行き交う商店街にしたい」と意気込んでいる。

 

堀部さんによると、同商店街は1970年代、大規模分譲団地の開発に伴い誕生。団地入居者らの生活を支え、にぎわいを見せていた。しかし近年は入居者の高齢化や空き住戸の増加といった問題に加え、大型スーパーやインターネット通販の利用などを背景に、顧客離れが顕著。飲食や物販以外の比率が高まっているという。

 

こうした中、会員の間にいま一度、活気を取り戻そうとの機運が高まり、2014年度には、横浜市の「商店街まるごと再生支援事業」に選ばれた。住民アンケートを踏まえ、16年に策定した再生プランでは、人が行き交うと同時に、地域の人たちが起業しやすい環境をつくることを、商店街の将来像に掲げた。

 

「休憩スペースがない」との声に応え、広場にテーブルといすを用意するなどできることから着手。自治会の協力の下、餅つき大会を開催したり、夏祭りに参加したりと、商店街の存在アピールに努める。昨年9月からは、カラー刷りの「センター会報」も、季節ごとに発行している。

 

商店街プロレスは、同市商店街総連合会と大日本プロレスのコラボ企画。誘致は、再生プランに盛り込んだ目標の一つでもあり、念願がかなった形だ。午後2時からのメインイベントのほか、ちびっこプロレス教室、近隣の子どもたちによるダンスの発表、キックターゲット、模擬店など、さまざまな企画を用意している。

 

観戦無料。9日までに加盟店舗で千円以上の買い物をした客は着席観戦券がもらえる。堀部さんは「来場者数の目標は500人。多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。

 

問い合わせは、商店街内のリサイクルショップ・グッドフォーチュン・電話045(843)5515。

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