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(写真提供:大磯町立大磯、国府中学校PTA/神奈川新聞社)

 

異物混入などを巡って、委託していた給食製造業者の申し出から大磯町立中学校の給食が一時休止となっている問題で、新たな委託先を探している大磯町教育委員会がこれまでに3業者から断られていたことが16日、分かった。問題の広がりが影響してか、いずれの業者からも「リスクが大きい」と判断された。

 

同日開催された町議会全員協議会で、野島健二教育長は「大手3社にあたったが、リスクが大きいと(契約の)話に乗ってもらえなかった」と説明した。今後も継続して業者を選定し、交渉していくともした。

 

また同日から給食が一時休止となったが、給食導入前にあったパンの出張販売のほか、コンビニ利用を許可するなどして、弁当を持参できない生徒に対応するという。一方、保護者や学校関係者による「町中学校給食に関する懇話会」を設置、今後の方向性を話し合う方針も明らかにした。

 

デリバリー方式の学校給食は2016年1月に導入されたが、食べ残しの多さだけでなく、異物混入が相次いでいたことが発覚。町教委は委託先の給食製造業者の変更を検討していたが、その決定前に業者から13日を最後に納品を中止すると通告され、給食提供がストップしている。

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