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(写真・神奈川新聞)

 

小田急電鉄(東京都新宿区)は5日、特急ロマンスカーの新型車両「70000形」を相模原市南区の大野総合車両所で公開した。営業運転開始は来年3月中旬の予定。先頭車両(前後2両)は展望席を各16席設置し、車両側面の窓の高さも拡大するなど眺望性が向上した。会見した星野晃司社長は「乗った瞬間わくわくする時間が始まり、居心地がいい空間が続く」とアピールした。

 

新型車両の愛称は、英語で優雅を意味する「Graceful」を用いた「GSE(Graceful Super Express)」。先頭車両は荷棚をなくし、車内全体が開放的となったほか、窓の高さも50000形より30センチ高い100センチとし、大山や丹沢などの車窓に広がる景色を楽しめる。

 

このほか車内専用のWi-Fiを整備。展望ライブ映像など8言語対応の専用コンテンツも配信する。案内用の点字や各種手すりを設置し、バリアフリー対応とした。

 

7両固定編成で定員は400人(全席指定)。新宿-箱根湯本を土休日は3~4往復し、平日は2~3往復する予定だ。車体はバラの色を基調とした「ローズバーミリオン」となっている。

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