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(写真・神奈川新聞)

 

晩年を横須賀で過ごした坂本龍馬の妻おりょうの足跡をたどった本「『まっこと面白き女』〜おりょう 京都から横須賀〜」(湘南海援隊文庫)を、歴史サークル「湘南海援隊」が自費出版した。同サークルは「横須賀とおりょうのつながりを多くの人に知ってもらい、地域を盛り上げたい」と話している。

 

同書は、歴史ファンが集う居酒屋「やきとり竜馬におまかせ」(横須賀市日の出町)店主の齋藤秀一さん(52)、おりょうが住んでいた家が生誕地という吉田直弘さん(78)、龍馬好きが高じて都内から齋藤さんの店に通う大学3年生の永長佳美さん(21)の共著だ。

 

親子三世代といえるほど年齢が離れた3人組だが、「おりょうさん愛がある人」として協力して全国各地のゆかりの地を訪ね歩き、明治維新から150年に当たる今年、おりょうの命日の15日に発行を実現させた。

 

同書では、京都出身のおりょうが龍馬と出会い、夫の死後に各地を転々とした生涯を約60ページにまとめた。西郷隆盛や勝海舟などゆかりの人物紹介、おりょうが横須賀で住んだとされる4カ所の住所や、墓がある信楽寺(同市大津町)を示した「横須賀のおりょう ゆかりの地マップ」も盛り込まれている。

 

タイトルの「まっこと面白き女」とは、龍馬が姉への手紙でおりょうについて語ったという言葉。永長さんは「おりょうは、旦那さんをひっそりと支えるのが当たり前だった時代にピストルを撃ち、自由奔放だった。龍馬の脇役としてではなく、人間性を知ってほしい」と語る。

 

齋藤さんと吉田さんも、「今後、おりょうゆかりの地のウオークイベントを開催するなどして、多くの人に実際に横須賀に足を運んでほしい」と意気込んでいる。

 

同書は、600円(税込み)。「やきとり竜馬におまかせ」や、21日に浦賀コミュニティセンター(同市浦賀)で行われる「中島三郎助まつり」で販売される。問い合わせは、同店電話046(825)8727。